町田の会場は、第1期・第2期認知症まちづくりファシリテーター修了生のフォローアップセミナーとして修了生10人と行政職員が参加しました。
はじめに福岡県大牟田市や岐阜県恵那市の認知症にやさしい街づくりの3つのフェーズである「認知症当事者の課題解決のフェーズ」、「認知症まちづくりの仲間を広げるフェーズ」と、「誰もが主人公になれるまちづくりフェーズ」について意見交換をしました。
その後、10人のファシリテーターが連携しあってRUN伴などのまちづくりに取り組んでいくための対話と共有の時間を持ちました。
2人ずつのペアになり「大牟田市での取り組みを聴いて思ったこと・気づいたこと」、「今、こんなで仕事をしています。こんなことをやっています。勉強しています」、「町田のファシリテーター同士で自分はこんなことをやってみたい!」という問いに対して、お互いの気持ちを素直に話し合っている姿がありました。
参加者からは、
・「それぞれが想いや力を持っていて活動しているが、繋がりが薄い」
・「この縁を大切にしたい」
・「D-カフェ、D-bookなど継続的な取り組みを行っていきたい、
・「ペア対話を行い全体で共有することを繰り返し、対話って大切だと思った」
・「まちづくりには色々な方法があり、それぞれの想いがある。繋ぎあっていきたい。」
・「壁を作らず対話を繰り返すことにより想いを擦り寄せていくことが大事、想いを共有することが大事だと思った」
・「今日の集まりをスタートにしたい、もっと対話をしていきたい」
といった前向きな意見がたくさん出ました。
町田市の皆さんは、各々が強い想いをもって認知症の人にやさしいまちづくりに取り組んでいます。
その想いを対話によって紡いでいきたいという強い想いをうかがうことができました。
河北医療財団天本病院 認知症看護認定看護師、保健師、認知症ケアマッピング(DCM)上級ユーザー、RUN伴東京2017実行委員会
病院看護師として認知症に関連した職務に就くかたわら、「町田のまちの保健室、本人会議」に参加。パーソン・センタード・ケアの考えの下、地域交流、研修等の活動を行っている。
よいところ
町田のまちづくりを考えて、実際に動き出している人材が豊富。多方面で活躍している。
課題
違う立場で集まったコミュニティ相互の連携が不十分だと感じる。相互理解と尊重ができるとより強くなれる。
次のステップ
お互いに興味をもち、実績を認め合うことが必要だと感じています。そのための対話の場をもち、分かってくれないと勝手に思っている相手のホームにお邪魔することが大切だと思います。また、今回の企画をとおし、相手が安心して話せる場所で、対話を重ねることの大切さを再認識しました。
メールアドレス:100dfc.japan@gmail.com
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